パプリカの葉は、通常のピーマンとは異なりやや大きく卵形で、葉柄の長さは0.5〜2.5cmである。花冠は8〜15㎜、おしべは5〜6個、子房は2〜4個からなっている。
種子は、黄白色で平べったく、腎臓のような形をしており、長さは3〜4㎜、幅は2〜3㎜、厚さは0.5〜1㎜である。パプリカは木本性の茎を持つ低木型で、茎が比較的弱いため、果実の収穫期になると、重さのために茎が折れやすい。したがって、作物を支える支持システムが必要である。
最初は一つの茎で育つが、すぐに2つの枝に分枝し、分枝したところで一つまたは複数の花芽を作る。最初の分枝点での芽は1番花のヤナギ芽(crown bud)で、1つまたは2つ以上の葉が出た後、それぞれの枝はもう一度分枝して、それぞれの分枝点で花芽を発育させるが、この芽を2番花という。これらの方法で生育は継続し、生長点を切断しなくても、続けて多くの数の側枝が発生する。
ピーマンとパプリカの違い | ピーマン |
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皮が厚く滑らかな曲線 | 皮が薄く、端が尖っている |
赤、緑、オレンジ、黄、紫、茶など色が多様 | 緑と赤の色だけ |
味は、甘さとサクサク感 | やや辛くて、しつこい味 |
栄養成分は、カプサンチン、ビタミンCの量がピーマンより2倍多い | 栄養成分は、カプサイシンが主な成分 |
適正保存温度:8〜10℃、保存湿度:90〜95%
冷蔵庫にビニールパックやラップに包んで保管すると、長い間保存できる。